Phase One 製品に関するお問い合わせは Phase One Japan サポート へ。
他社カメラと Capture One のサポートは、captureone.com へお問い合わせください。(詳細

2024年03月19日

iXM でカードが認識されない場合の対処方法

iXM カメラがカードを認識しない、 または DJI Pilot からカードをフォーマットできない場合の対処方法をご紹介します。

まず、iXM の電源をオンにする前にカードが挿入されていることを確認してください。
すでにオンになっている場合は、一旦電源を切って(カードが挿入されていない場合は挿入してから)、iXM を再起動します。

場合によっては、XQD カードまたは CF Express カードの工場出荷時のフォーマットが iXM と互換性がない可能性があります。
コンピュータでカードを再フォーマットしてから、Capture One または iX Capture でフォーマットすることが確実です。
ファイルエクスプローラーではなくコマンドプロンプトから再フォーマットを行うことをお勧めします。

次の手順を実行します。

1. カードをカード リーダーに挿入して、PC に接続します。
2. Windows キーを押しながら「S」キーを押して検索窓を開き「cmd」と入力します。
3. コマンド プロンプトを開き、次の青字のコマンドを実行します。
 (各コマンド入力後、「Return」キーを押します。)
(1) Diskpart
(2) List volume
(3) Select volume X (X はカードのボリュームのナンバーに置き換えてください。)
(4) format fs=ntfs
cmdprompt.jpg

4. フォーマットが開始されます。カードのサイズによっては時間がかかる場合があります。
5. フォーマットが完了したら、タスクバーから「ハードウェアを安全に取り外す」を選択して、カードをリーダーから取り外します。
6. iXM の電源がオフになっていることを確認してカードを挿入し、 USB でコンピュータに接続します。
7. 付属の AC アダプターをコンセントに接続するか、ドローンの電源を介して iXM に電力を供給して電源をオンにします。
 (ドローンから電源を供給する場合、ジンバルが動きますので、ケーブルの取り回しにご注意ください。)
8. Capture One または、iX Capture を起動し、フォーマットします。

Capture One の場合:
「テザー」タブ開き、カメラ設定ツールから「フォーマット」を検索します。
次に、「Format XQD/CFX」ドロップダウンから「Format」を選択します。
format_CO.jpg

iX Capture の場合:
iX Capture で、SETTINGS > カメラのシリアルナンバータブをクリックします。
「SERVICE」に移動して、「FORMAT CARD」をクリックします。
format_iXCapture.jpg

posted by Phase One at 13:51| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

Phase One オブリーク航空撮影システム PAS 880 を発表

PAS880image.jpg

Phase One は、広域エリアの3次元モデル撮影向けに一体化したラージフォーマットオブリーク航空写真撮影システム「Phase Oen PAS 880」を発表しました。

2億8000万画素(280MP)の直下視カメラと、斜め方向を撮影する4台の1億5,000万画素のオブリークカメラを1つの専用ポッドに統合しており、2次元写真測量と3次元マッピングに必要な撮影が同時に可能になりました。
Phase One PAS 880 は、他のオブリーク航空写真撮影システムに比べ、優れた費用対効果を産み出します。

製品の詳細については、下記リンクをご参照ください。
https://geospatial.phaseone.com/lp-nadir-and-oblique-aerial-system/



posted by Phase One at 14:27| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

Phase One 280MPの航空撮影ソリューションを発表

280MP-Aerial-System-header.jpg

Phase One Japan 株式会社(代表取締役 本⽥誠)は、ブレークスルー技術で開発したiXM カメラシステムの拡張ソリューションとして、280MP 航空撮影ソリューションを発表しました。

20,000ピクセルを超える撮影範囲を持つラージフォーマット航空写真測量システムで、これまでにない高品質な航空測量撮影と生産性を可能にします。この軽量コンパクトな新しい航空マッピングソリューションは、運用コストを削減し、従来のシステムよりも大きな投資収益率を生み出します。


Phase One 280MP 航空撮影ソリューションは、ラージフォーマットでありながら小型のジャイロスタビライザーマウントと統合された小型軽量なシステムで、様々な航空機に搭載することができます。このシステムの核となる iXM-RS 280F は、RGB情報を取り込む 90mm レンズを備えたデュアルレンズ測量カメラで、精密な撮影画像を提供します。近赤外(NIR)カメラを追加することで 4バンド撮影が可能になり、農林業やパイプライン監視ミッションなどに最適です。


iXM-RS280Fカメラは、地上解像度が同じ2つの 150MP の水平撮影画像から 280MP の画像を生成します。カメラの裏面照射型(BSICMOSセンサーは、83dB もの非常に幅広いダイナミックレンジ持ち、その高い光感度により、低照度の厳しい条件下でも優れた画質を提供できるためオペレータの負担を軽減し、その分飛行時間に費やすことができます。


Phase One 社 産業部⾨のジェネラルマネージャー Dov Kalinski は次のように述べています:

「これまでの航空マッピングビジネスは、機器の高額なコストと搭載可能な航空機の選択肢が限られてきました。Phase One 280MP 航空撮影ソリューションは、手頃な価格で信頼性の高い空中マッピング性能に求められる要求をクリアする大胆かつ革新的な製品です。」


Phase One 280MP 航空撮影ソリューション:

Phase One 280MP 航空撮影ソリューションは、iXM-RS 280Fラージフォーマットカメラ、Applanix GNSS/IMUレシーバー(POS AVシリーズ)、Somagジャイロスタビライザーマウント(DSM 400)、Phase One iX Controller、および iX Flightソフトウェアで構成されています。画質、運用の柔軟性、信頼性、手頃な価格は、他に類を見ることはないでしょう。


出荷と価格:

iXM-RS 280F カメラと 280MP 航空撮影ソリューションは、世界中の Phase Oneパートナーで受注を開始いたしました。フルソリューション価格(Applanix POS AV 310 Somag DSM 400 を含む)は、40,950,000円(税別)からです。

詳細については、下記リンクをご覧ください。

https://industrial.phaseone.com/Aerial_System_280MP_System.aspx

posted by Phase One at 18:36| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月03日

iXM シリーズファームウェア 3.00.23 / iX Capture Mobile 1.7 リリース!

iXM シリーズのファームウェア 3.00.23 と iX Capture Mobile 1.7 がリリースされました。
各変更点、改善点は以下の通りです。

iXMシリーズファームウェア 3.00.23:
ixm+ixm-rs.png

iXM, iXM-RS および iXM-MV カメラ用ファームウェア
・10G パフォーマンス改善 – 最大 500MB / S
・航空アプリケーションのUSB3処理接続の改善
・マシンビジョンで使用するための電子シャッター読み出しを改善
・一般的な改善とバグ修正


iX Capture Mobile 1.7:
iXCaptureMobile170.jpg

・外部 GPS 設定用の新しいコントロールパネル
・XQD カード管理の新しいタブ
・ドローンとカメラの接続性の改善
・HDMI ダウンストリームビデオの品質改善
・最新 DJI Mobile SDK(4.11)

それぞれ下記からダウンロードできます。


posted by Phase One at 10:50| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

Phase One 高高度/長距離航空撮影、地上点検用 高性能レンズ 3本を発表

270m-300mm_with zoom.jpg

Phase One Japan 株式会社(代表取締役 本⽥誠)は、ブレークスルー技術で開発したiXM-RS/iXMカメラシステムに最適化された、300mm AF, 180mm, 150mm MK II レンズを発表、受注を開始いたしました。

高高度航空写真撮影および長距離航空写真、地上点検アプリケーション用として開発された3つの新しい高性能RS/RSMレンズ 300 mm AF, 180mm, 150 mm MK II レンズは、Phase One iXM-RS/iXM 航空カメラシリーズの超高解像度裏面照射型(BSICMOSセンサーにより、より高い高度で飛行しながらもより小さな地上解像度(GSD)の精密な画像の撮影を可能にします。


New_Long_Focal_Lenses_Graph.jpg


Phase One RSM 300mmAF:


RSM300mm AF_WEB.jpg

Phase One RSM 300mmAF レンズは、iXM-RS/iXM カメラ両モデル用として開発されました。13,000 ft もの高高度から 5 cm GSD を提供し、iXM-RS/iXM カメラの超高解像度BSI CMOSセンサー 3.76 μmピクセル に最適化されており、優れた画質を実現します。 このレンズは、高高度の2D/3Dマッピングと長距離からの地上点検に最適です。電動フォーカスレンズでは、10mから無限遠までのフォーカスレンジが提供され、その範囲内で撮影距離をリモートでコントロール可能です。フォーカス位置を振動から守るためのセルフロック機構も組み込まれています。このレンズの特徴は下記の通りです。

13,000 ft から5cm GSD で撮影可能
・フォーカスレンジ 10 m 〜 無限遠
・絞り F8 F32
・最速シャッタースピード1/2000
・信頼性の RSシャッター 50万ショット保証


Rodenstock RS 180 mm:


180mm rd WEB.jpg

ドイツ Rodenstock Photo Optics で製造されたこのレンズは、iXM-RS150Fカメラとの組み合わせで、8,000 ft から 5cm GSDを実現します。iXM-RS/iXM カメラの超高解像度 BSI CMOS センサーで最高画質を実現、Phase One RS シャッターを組み込むことにより、高速撮影と信頼性を高めました。 RS 180mm レンズは、高高度航空 2D/3Dマッピングを強化、オブリーク撮影の効率を向上させます。このレンズの特徴は下記の通りです。

8,000 ft から 5 cm GSDで撮影可能
・絞り F6.3 F22
・最速シャッタースピード1/2000
・信頼性の RSシャッター 50万ショット保証


Phase One RS 150mm MK II:


R-150mm_MK_II_WEB.jpg

RS 150 mm MK IIレンズでは 6,500 ft の高度から 5cm GSD を提供し、 iXM-RS150Fカメラの15千万画素 超高解像度 BSI CMOSセンサーにより、高高度航空 2D/3D マッピングに最適な高品質画像を撮影することができます。このレンズの特徴は下記の通りです。

6,500 ft から 5cm GSDで撮影可能
・絞り F5.6 F22
・最速シャッタースピード 1/2500
・信頼性の RSシャッター 50万ショット保証



3 lenses composition+ixm.jpg

すべてのPhase One 産業用レンズは、RTCA DO160G 規格に準拠しており、高い堅牢性を有し、全画像領域にわたって性能および高変調について個別にテストされています。


価格と出荷:

Phase One RS 150 mm MK II は、即日出荷可能です。RSM 300mmAF RS 180 mmレンズは 20199月出荷予定で、全て受注を開始いたしました。

価格については、お問い合わせください。


ラベル:iXM iXM-RS RSM レンズ
posted by Phase One at 11:50| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月21日

Phase One iXM ファームウェア アップデート

iXM-header.png
(※ 2022/8/31 修正)
iXM のファームウェアアップデートは Windows コンピュータから、Firmware Updater を使用して行います。
以下の手順に従って、アップデートしてください。

Phase One iXM ファームウェアアップデート手順
  1. アップデートには下記のものが必要です。
    @ アップデートする iXM カメラ (XQD カード不要)
    A iXM カメラ付属の USB-C ケーブル
    B iXM AC アダプタ
    C iXM 付属のヘキサゴンドライバー(USB-C コネクタ カバーを外すため)
    D Capture One または iX Capture が動作する Windows コンピュータ
    preparations.jpg

  2. Phase One サポートのホームページにアクセスし、Firmware: FIRMWARE DOWNLOAD > GEOSPATIAL: FIRMWARE DOWNLOAD > P3 Payload: GO TO P3 PAYLOAD から 「Phase One P3 for DJI Matrice M300 v1.3」をダウンロードし、ZIPファイルを解凍します。
  3. 必要に応じて、Tools フォルダにある Firmware Updater.Win.3.4.0.54.exe と iXCapture.Win.3.4.7.1.exe をインストールします。
    ※ 各ファームウェアとソフトウェアのバージョンは 2022年8月現在のものです。最新バージョンをご利用ください。
    スクリーンショット 2018-11-20 12.59.jpg

  4. iXM に ACアダプタを接続し、コンピュータとiXM をUSB ケーブルで接続します。
    Firmware Updater が iXM を認識すると、以下のように現在インストールされているファームウェアのバージョンが確認できます。
    iXM_FWup11.jpg
  5. 2 で回答したフォルダ内の Firmware フォルダから、iXMファームウェア (.fwp) を Firmware Updater のウインドウにドラッグ&ドロップして追加します。
    iXM_FWup12.jpg

  6. 新しいファームウェアが追加されると、以下のように現在のファームウェアのバージョンとインストールされるファームウェアのバージョンを確認することができます(下記のスクリーンショットでは旧バージョンです)。
    iXM_FWup13.jpg

  7. 「Update」をクリックすると、ファームウェアが iXM に転送され、Update ボタンの隣に「Firmware uploaded, progress displayed on the device. (ファームウェアはアップロードされました。進行状況はデバイスに表示されます。)」と表示されますが、Firmware Updater は終了せず、起動したままにしておいてください。
    iXM_FWup14.jpg


  8. 下記のビデオのように iXM の LED 点滅パターンでファームウェアアップデートの進行状況が確認できます。
    アップデートが完全に完了するまで、電源は切らないでください。途中で電源が切れてしまうとカメラが起動なくなる可能性があります。
    ※ 点滅のパターンは、インストールされているファームウェアとアップデートするファームウェアのバージョンによって異なる場合があります。

  9. Firmware Updater は終了せず、アップデートが完全に完了するまでUSBケーブルも接続したままにしておいてください。
  10. ファームウェアアップデートが完了すると、iXM は自動的に再起動し、Firmware Updater に再認識されます。
    アップデートが完了しているチェックマークを確認して Firmware Updater を終了してから、Capture One または iX Capture で接続と動作をご確認ください。
    iXM_FWup16.jpg

    ※ Firmware Updater, Capture One, iX Capture いずれかを同時に起動してしまうと、それぞれのソフトウェアがカメラに接続しようとするため、接続が不安定になったり、認識できなかったりしますので、ご注意ください。(同時接続には対応しておりません)

posted by Phase One at 12:40| Industrial | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする